「LPを作ったのに問い合わせが増えない」「広告費をかけて流入させているのにCVR(コンバージョン率)が上がらない」——こうした悩みの多くは、デザインの好みではなく構成・入力フォーム・信頼要素という3つの見直しポイントから着手することで解決の糸口が見えてきます。本記事では、LPの基本構成から公開後のCVR改善の実務まで、地方の中小企業・個人事業主が今日から取り組める視点で解説します。
- LPはホームページとは別の役割を持つ、1ページで訪問者の行動を後押しする「転換装置」です
- 本記事では基本構成とCVR改善の考え方を整理し、詳しい実践方法は個別記事で深掘りしています
- まずは自社LPのファーストビュー・フォーム・信頼要素をチェックすることから始めましょう
相馬 純 / WEBマーケティングコンサルタント
WEBマーケティング歴15年・SEO対策歴15年。日本最難関キーワードでの検索1位獲得実績を持つ、マーケティングのプロフェッショナル。
LP(ランディングページ)とは?ホームページとの違いとCVRの基本
この見出しでは、LPとホームページの違い、CVR(コンバージョン率)という指標の意味を整理します。専門家として整理すると、LPとは訪問者に1つの行動だけを促すために作られた、1ページ完結の「転換装置」です。ホームページ経由の集客に課題がある場合は、別記事「ホームページで集客できない原因と対策」も参考になります。
LPとホームページの役割の違い(1ページ完結/複数ページ構成)
LPは1ページで完結し、読み進めるほどCTA(行動喚起)への導線に近づく設計です。複数ページで会社全体の情報を伝えるホームページとは目的が異なります。詳しくはLPとホームページの違い|広告になぜLPが必要かで解説しています。
CVR(コンバージョン率)とは何を指すのか、広告経由の集客でなぜLPが重要か
CVRとは、LPへの訪問者のうち問い合わせなどの行動に至った割合を示す指標です。情報が分散したホームページに広告を流入させると、訪問者が目的の情報にたどり着けず離脱しやすくなります。訴求内容と着地ページを一致させやすいLPの方が、CVRを高めやすい傾向があります。
地方の中小企業・個人事業主がLPで問い合わせを増やすときに押さえるべき視点
この見出しでは、大きな制作予算をかけられない地方の中小企業・個人事業主が、LPで問い合わせを増やすために優先すべき視点を整理します。支援先に共通してみられる傾向として、予算やデザインの見た目よりも「誰に何を伝えるか」を先に決められているLPほど問い合わせにつながりやすいという傾向があります。
大きな制作予算がなくても最初に押さえるべき優先順位
限られた予算では、デザインの作り込みより先に、ターゲットの悩みと提供できる解決策を明確にすることを優先すべきです。訴求の軸さえ定まっていれば、シンプルな構成でも問い合わせにつながるLPは作れます。
広告費をかけて流入させたあとにLPで取りこぼさないために
広告費をかけて流入を増やしても、LP側の受け皿が弱ければ成果にはつながりません。実際に相談の中でも、広告文言とLPの第一印象が一致していないケースで離脱が目立ちます。広告とLPの内容を揃えることが、限られた広告予算を無駄にしないための前提になります。
LP制作の基本フロー|企画から公開・改善までの6ステップ
この見出しでは、LPの作り方を、目的設定から公開後の改善まで6つのステップで解説します。相談を受ける中でよくつまずくのが、目的やペルソナを決めないまま制作に着手してしまうケースです。
Step1|目的とKPIを決める
問い合わせ数か資料請求数か、LPで達成したいゴールを明確にし、KPIを数値で設定します。ここが曖昧なまま次工程に進むと、後の構成づくりで判断基準が定まりません。
Step2|ペルソナと訴求軸を決める
誰の、どんな悩みに応えるLPかを具体化します。ペルソナを決めないままデザインから着手してしまう相談も多く、まず言語化することが重要です。
Step3|構成(ワイヤーフレーム)を作成する
悩みの提示から解決策の提示、信頼要素、CTAまでの流れを、紙やツール上でラフに組み立てます。
Step4|コンテンツ・キャッチコピーを作成する
ワイヤーフレームに沿って、見出しや本文、キャッチコピーを言葉に落とし込んでいきます。
Step5|デザイン・コーディングを行う
決まった構成と文章に、ビジュアルと実装を加えて公開できる状態に仕上げます。
Step6|公開後の効果測定・改善(LPO)を回す
公開して終わりにせず、アクセス解析データを見ながら継続的に改善していく工程です。詳しくは後半の見出しで解説します。
成果につながるLPの構成要素とテンプレート
LPの基本構成要素と、それぞれが担う役割を整理します。業種によって効きやすい要素の傾向が異なりますが、ファーストビュー・共感と解決策の提示・信頼要素・CTAという型は業種を問わず共通の骨格になります。
ファーストビュー(FV)|3秒で離脱を防ぐ役割
FVは訪問者が最初の数秒で「自分に関係があるか」を判断する部分です。ここで離脱を防げるかどうかが、以降の読了率を左右します。詳しくはLPのファーストビューで離脱されない作り方|3秒で「自分ごと」と思わせる要素で解説しています。
悩みへの共感〜解決策の提示、信頼要素(実績・お客様の声・メディア掲載)の配置
訪問者の悩みに共感を示したうえで解決策を提示し、実績やお客様の声などの信頼要素を添えることで、安心して行動してもらいやすくなります。
クロージング・CTA設計
最後に背中を押すクロージング文と、迷わず行動できる明確なCTAボタンを配置します。ボタンの文言は「送信する」より「無料で相談する」のように具体的な方が反応を得やすい傾向があります。
LPのCVRが上がらない典型パターンをチェックする
「LPを作ったのに問い合わせが増えない」という悩みの多くは、いくつかの典型パターンに当てはまります。診断の場でよく見つかるのは、ファーストビュー・フォーム・信頼要素のいずれかに離脱要因が集中しているケースです。詳しい診断チェックリストはLPのCVR(コンバージョン率)が低い原因チェックリスト|ファーストビュー・フォーム・信頼要素を診断にまとめています。
ファーストビューで離脱されているケース
第一印象で「自分に関係がある」と伝わらず、開いてすぐ離脱されるパターンです。改善のポイントはLPのファーストビューで離脱されない作り方で解説しています。
フォームで離脱されているケース
入力項目が多い、エラー表示がわかりにくいといった理由でフォーム入力の途中で離脱されるケースです。問い合わせフォームで離脱されないためのEFO(入力フォーム最適化)の基本で具体的な改善策を紹介しています。
信頼要素・オファーの伝え方に問題があるケース
実績やお客様の声が乏しい、あるいは提示するオファー(特典や条件)が魅力的に伝わっていないケースです。信頼要素が不足したLPは、興味を持った訪問者でも最後の一歩を踏み出しにくくなります。
訴求の順番とストーリー設計|読み進めてもらうLP構成
訴求要素が揃っていても、並べる順番次第で最後まで読み進めてもらえるかが変わります。うまくいかない順番の例として、共感形成の前に価格やCTAを出しすぎて離脱される構成があります。うまくいく順番の例は、悩みへの共感から解決策・信頼要素を経て行動喚起に至るPASONAの法則に沿った流れです。
PASONAの法則とは
Problem(問題提起)→Affinity(共感)→Solution(解決策)→Offer(提案)→Narrowing down(絞り込み)→Action(行動)の順で読者心理を動かす型です。詳しくはLPの構成・訴求の順番の作り方|読み進めてもらうストーリー設計(PASONAの法則)で解説しています。
悩みの提示から行動喚起までの流れの作り方
まず読者自身の悩みを言語化し、共感を示したうえで解決策を提示する流れにすると、途中で離脱されにくくなります。
公開後のLP改善サイクル|CVRを検証する何から始めるべきか
LPは公開して終わりではなく、公開後の検証と改善(LPO)を重ねることでCVRが安定して伸びていきます。検証を重ねると見えてくるのは、アクセス数が少ないLPでも、期間比較やヒートマップを使えば十分に改善のヒントが得られるという点です。
公開後にまず見るべき指標
公開直後は、LPへの流入数・CVR・フォームの入力完了率など基本指標を定期的に確認します。数値の変化を見ながら、どこで離脱が起きているかを把握することが最初のステップです。
ABテストは何から始めるか
検証項目が複数ある場合は、CVRへの影響が大きく実装しやすいものから着手するのが基本です。詳しい優先順位の考え方はLPのABテスト、何から始める?検証すべき項目の優先順位で解説しています。
LP制作の費用相場と自作・外注の選び方
LPをどう作るかで悩んだとき、相談を受ける際によく聞かれるのが「自分で作るべきか、外注すべきか」という判断軸です。予算・スピード・CVRへのこだわりの3点で考えると選びやすくなります。
自作・LP作成ツールを使う場合
無料〜低価格のLP作成ツールを使えば、0〜10万円程度で自作することも可能です。ただし構成やコピーの質はそのまま成果に直結するため、基本の型をある程度理解したうえで取り組む必要があります。
フリーランス・制作会社に外注する場合
外注の場合は10万円〜100万円以上と幅があり、依頼範囲によって費用が変わります。費用帯や内訳の目安はLP制作の費用相場|自作・テンプレート・外注どれを選ぶべきかで解説しています。
良いLP制作・LPO会社を見極めるポイント
安さだけで選ぶと、公開後の改善対応まで受けられず成果につながらないことがあります。見極めのポイントはLP制作・LPO(ランディングページ最適化)会社の選び方|失敗しない依頼先の見極め方にまとめています。
広告運用と連動させてLPの効果を最大化する
広告とLPを横断して見てきた立場から言うと、広告の訴求文言とLPの第一印象が一致していないと、広告費をかけても成果につながりにくくなります。
広告とLPの一貫性が崩れると何が起きるか
広告で訴求したキャッチコピーとLPのファーストビューの印象が違うと、訪問者は「思っていたのと違う」と感じて離脱しやすくなります。ビジュアルのトーンのずれも同様です。
広告改善よりLP改善を先に検討すべき理由
広告のクリック率が高くてもLP側で取りこぼしていれば、広告費だけがかさんでいきます。まずLPの一貫性を整えることが優先です。広告運用の始め方についても別記事で詳しく解説しています。
まとめ
LPは、ホームページとは異なる役割を持つ「1ページで行動を後押しする転換装置」です。CVRを改善するときは、デザインの好みではなく、ファーストビュー・入力フォーム・信頼要素という3つのポイントから見直すことが近道になります。本記事で紹介した基本構成と改善サイクルを土台に、まずは自社LPの現状を確認してみてください。
私たちウィズマーケティングは、SNS・SEO・広告・LP制作までを一気通貫でサポートしています。LPの新規制作や既存LPの改善についてご相談があれば、ウェブサイト制作サービス、またはお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
よくある質問
LPの成果は見た目の美しさよりも、ファーストビュー・フォーム設計・信頼要素の作り込みで大きく変わります。問い合わせにつながるLP制作をご検討の際は、私たちのホームページ・LP制作サービスをご活用ください。

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